第13話 「レディオでQ/狙われたプリンセス」

Qを冠する物語の、前編ですね。
園咲若菜がタレントとして活動する一環でリスナーを務めるラジオ番組「園咲若菜のヒーリング・プラネット」の視聴者参加コーナーで、ミスタークエスチョンと名乗る相手から不可解な質問が寄せられる。その内容は若菜の趣味などを聞いてくること。これ自体は普通のことだったが、その後に風都の一部で爆発事故などが起き、その残骸が若菜が好きだといった数字などに模せられた。バイオレンスドーパントによる若菜への求愛行為としての破壊活動だったのだ。愛する若菜姫のピンチ!と知り翔太郎は張り切って若菜の元へ参上するが、そこで若菜の裏表のある性格を知り愕然。やる気を失ってしまう。が、フィリップはそれを知っても「それが良い」と言い捜査を続行する。そんな中でなおも続くバイオレンスドーパントによる破壊活動。怒り、止めるように言う若菜だがそれをバイオレンスドーパントは聞き入れない。フィリップの推理により、バイオレンスドーパントの次の出現地を見つけ出した翔太郎は現地へ急行し、破壊活動前にバイオレンスドーパント接触することに成功する。だがそこに怒った若菜=クレイドールドーパントも出現。三つ巴の戦いが勃発する。が、その最中にバイオレンスドーパントの攻撃でクレイドールドーパント…若菜が何と爆死してしまった!?というところで次回に続く。
さて、いきなりですが今回のアルファベット『Q』は、何故これなのかいまいちわかりません。今までは敵ドーパントが使ってくるガイアメモリの頭文字…って感じだったのですが、今回はバイオレンスドーパントなので『VIOLENCE』だからVだし…Qってのはなんとなく園咲若菜のことか?とは思いますが、なら何故アルファベットがQなのか?と言われるとわからないわけで。何かの伏線なんですかね…?
バトルに関しては今回は敵役のバイオレンスドーパントが超パワータイプで、高い防御力で攻撃を耐えながら相手に被ダメージよりも高い与ダメージを出すタイプ。そんな相手に対してWはサイクロン/トリガーによる銃撃連射やヒート/メタルによる正面対決など、多様な戦法で立ち向かっていました。2戦目は特に相手の出方がわかっているだけに、バイオレンスドーパントの身体を丸めての突進攻撃にリボルギャリーに突進させて対抗したりと、戦法の多彩さが売りのWらしいバトル風景でした。
そして今回の霧彦さんはなんといっても最後の若菜が粉砕されるシーン。直前に「心配して来てみれば…すごい状況だな」とか言いながら、若菜のピンチに何もしないのはどういうことだと(笑
今回の話はやはりフィリップと若菜をニアミスさせるのが目的だったんでしょうね。若菜はフィリップの顔を知らぬままに知り合いとなり縁が出来て、フィリップはフィリップで若菜に手を掴まれた時に何かしらのシンパシーを感じていたようでしたし。この2人の関係も含めて、園咲家と翔太郎たちの因縁が話を追うごとに深まっていくんでしょうね…。翔太郎はおやっさんがらみで冴子&霧彦と縁があり、フィリップは今回の話で若菜と縁が出来、亜樹子は…琉兵衛とメイド繋がりで縁があるし?一応、鳴海探偵社の関係者全員が今回の話で園咲家と縁を持った、ってことになりますからね。これらの因縁がどんな形で昇華されていくのか。楽しみですねー。
敵、バイオレンスドーパントについてはまた正体が明かされていませんね。怪しいのは若菜のマネージャーの男と、先輩だと言うタレント女。このどちらかだろうというところでしょうか。個人的にはマネージャー男が怪しいと思いますが…意表をついて冒頭に出ていたマスカレイドドーパントだった男が実は生きていて、実はマスカレイドで駄目だったら次はバイオレンスのガイアメモリを使っていたのだ…とかだったら意表つき過ぎで笑えるんですが。(ぉ
さて次回は第14話「レディオでQ/生中継大パニック」。生中継ということは…都市伝説扱いだったWがついにメジャーデビューするのか!?それとも姿が確認できました!程度だけに収まるのか…?どんな形になるのか興味津々です。