はにかみトライアングル5

はにかみトライアングル〈5〉 (電撃文庫)

はにかみトライアングル〈5〉 (電撃文庫)

はにかみトライアングル5

スラップスティック・ラブ・コメディってやつですかね?そのシリーズの第5段。主人公の水上弘司とその周りを囲む4人の美少女たち…ネコマタ娘・美亜、鶴の精なお姉さん・千鶴、神の化身幼女・さくら、弘司の同級生で幼馴染・白瀬奈々が繰り広げるドタバタな恋愛要素入り日常模様がメインですか。
今巻は猫娘である美亜の父親が、主人公である水上弘司や美亜たちを尋ねてくるのだが美亜は父親に誇張だらけの手紙を送っていて、それを真に受けた美亜父に対して弘司、美亜、千鶴、さくら、奈々たちは、美亜の頼みを聞いて美亜が手紙の通りに出来ているように見せようとするのだが…の、第十七話から始まり、学校の怪談を調べる事になる十八話、奈々に焦がれる下級生の登場で、自分のことを諦めてもらう為に奈々が弘司をデートに誘う第十九話、そして新キャラ、新しい美少女(美幼女?)の『妃(きさき)』の登場と、根幹に用意しているらしきメインストーリーが進行する第二十話が収録されています。
最終的なストーリー展開の元になると思える、「統神者」やら「妃」、「魔の救世主」だの「土地神」がどうのといった話が第二十話で展開されていましたが、基本的にラブコメディというか、見てて楽しい主人公+美少女4人による5人のドタバタな生活が殆どを占めていますので頭を悩ませたりとか小難しい話とかはほぼありません。ですのでかる〜く、ゆる〜く楽しめるギャグコミックのような印象を感じられるシリーズだと思いますね。
美少女たち数人に言い寄られてアタフタ、ドギマギとしている主人公を見てニヤニヤと楽しむ。そういう本だと思いますよ?