第06話「少女…A/嘘の代償」

Aを冠する話の後編で第06話です。


狙撃手に狙われる議員母娘を翔太郎が護衛する話で、狙撃手の正体に迫る話です。が、それと平行してWのことを父親だと思っている議員の娘―――楠原あすかに「仮面ライダーはパパじゃない」と伝えようと翔太郎が奮闘する話でもあります。真実を告げるためにコミュニケーションをとったりしないといけない。でも本人に「仮面ライダーはパパじゃない」とハッキリ言えない翔太郎が右往左往しながら、あすかと接していく話でもありますね。
翔太郎が手が回りきらなかったところ…楠原父が楠原あすかに毎回していたという親子の繋がり、ちょっとしたお約束事―――でも翔太郎では真実を知りえないところを、フィリップが地球の記憶を使ってフォローをしているところが彼らの相棒っぷりを見せていて良かったです。それと今回、Wがやられてダメージを受ける→フィードバックでフィリップ昏倒、な展開がありましたがあれは「翔太郎もダメージを受けているが肉体派なので平気だった」なのか、「フィリップが肉体的に脆弱」なのかどっちでしょうね?やはり後者?翔太郎の「ちょっとワイルドにやられすぎたからな」の言い回しはハードボイルドではなくコメディっぽい気もしましたが、作風的にはマッチしていて面白いなと思いました。
ルナ/トリガーは弾道が曲がる銃撃とか、ルナ/ジョーカーが手足を曲げていたところからすれば発想としては基本的ですが、演出が良かったですね。人質に取られたあすかを助けるため、「自分を信じろ!」と言ってから弾道変化弾で奇襲とか。
アノマロカリスドーパントは、実力とか云々よりも巨大化したのに驚きます。T−レックスドーパントの時もそうでしたが、今回も巨大モンスター化した時にCGがまたどえらい感じで使われていたのが別な意味で気になります。こんな勢いでCGを多用して息が続くのか…。この調子で後編毎に巨大化→CG使用 とかやってたら最終回がとてもしょぼいものになってしまいそうで今から気の早過ぎる心配が沸き起こりますよ。
ところでサイクロン・ルナ・ヒートのフィリップが使う3つのメモリは、ジョーカー・メタル・トリガーの翔太郎が使う3つのメモリを強化したり変化させられたりできると考えて良いんですかね?そうすると、サイクロン/トリガーだと爆風を巻き起こす弾丸とかが放てたり、ヒート/トリガーだと着弾すると大爆発を起こす弾丸が放てたりすると仮定すると、トリガーのメモリをフィリップが「威力が高すぎる」と前話で言っていたのも納得できます。遠距離からひたすら撃ちまくる…それができれば、まさしくトリガーは最強になるでしょうね…。

次回は第7話「Cを探せ/フィリップはそれを我慢できない」。
第7話ではアルファベットは『C』が重要文字ということで、次回予告を見る限りは単純に「CAT」と「Cockroach」でキャットドーパントとコックローチドーパントですか?が出そうですね。そしてフィリップがミュージアムに追われている存在だ、ということを忘れかけたここでその設定を思い出させるフィリップの逃亡劇が話の中心軸になる展開の模様。その中で「闇の害虫駆除」とか「ヘブンズトルネード」とか色々キーワードが出るようで。それらがどんな経緯で集まり、事件解決につながるのか楽しみですねー。