最終回「世界の破壊者」。

ディケイドもとうとう最後となってしまいました。最終章「ライダー大戦の世界」後編です。
前回、ブレイド@カズマたちが消えるも、士くんと海東さんがスーパーアポロガイストと対峙しさらにキバ@ワタルとクウガ@ユウスケも加えてさらなるバトル―――!というところで続くとなっていましたので、今回はその続きからです。
とりあえず冒頭のアポロガイスト、何気に強いですね。ディケイド&ディエンド&キバ&クウガに囲まれてフルボッコされながらもやり過ごし、さらに夏海を連れ去ることに成功するとか。RXさんにボコボコにされていたのが嘘のようです。それともRXさんが歴戦の勇者ってことで強過ぎた、ってことなんでしょうか…。でも怪人を再生させて高笑いとか、ブラック将軍の例に洩れず良い気になった悪役はやられるの法則で死亡フラグ立てまくりでしたが。
そして剣崎の一真さん。物知り顔で突然登場し、士くんの存在を否定してブレイドキングフォームで襲い掛かりますが、その直前の変身でスペードのAのスートカードをブレイバックルに挿入するのに手間取っていたので色々台無しでしたね。久しぶりで勘が鈍ったということなのか…(笑 その後はキングラウザーにカードを挿入することなくロイヤルストレートフラッシュらしきものを使ったりして、強者っぷりを見せ付けて面目躍如していましたが。
そんな感じで、色んな人から「出ていけ出ていけ」と言われる士くん。ワタルやアスムにも出て行けとか言われ、さらに襲われる始末。一体ディケイド=士くんの何がいかんのでしょうか。存在するだけで世界を破壊する=世界崩壊を助長する因子を持つ、みたいな存在が悪、ということなんですかね?その辺りの説明がまったく無いので士くんがここまで追い詰められる理由をそろそろハッキリして欲しい気もします。ですがそれだけ追い詰められた士くんをユウスケが助けるのは、ある意味で予定調和なんでしょうがやはりグッときますね。どんな理由があっても、士くんの味方をするユウスケ…それはこれまでの旅で積み重ねた、彼らの友情の証です。でもワタルとアスムはもう少し自分の信念を持ったほうがいいと思います。ホイホイ敵対したり味方したり…ありがたみが無い!
ディエンドさん。彼は色々知っているようですが、立場的には最後まであやふやでしたね。土壇場で敵対したり猛烈なまでに頑固に味方になったり、彼もまた迷っているということなんでしょうか。何かの理由があって士くん=ディケイドを倒さないと世界が危ないのはわかっているが、士くんを倒したくはない。でもやはり倒さないと世界が…でも………みたいなアンビバレンツに挟まれている、みたいな。それがスーパーアポロガイストを相手にしている時には手助けに現れたりディエンドのファイナルアタックライドのカードを士くんに渡したりして信頼の証を見せるも、最後のライダー大戦においては士くんとは敵対して叫びながら銃口を向けた、というような立場のあやふやさに繋がっているんじゃないでしょうか。その辺りの曖昧さも全てが明らかになるときは来るんですかねー?
何はともあれ。スーパーアポロガイストもお約束どおりに倒されて、ついに最後の締めに向かいます。紅渡が登場し、士くんの旅のやり方が間違っていた、的な事を言ってキバ化。その他の、恐らくはオリジナルの全平成ライダーたちも登場して、さらに空気だったキバーラが初めて動きを見せ、ユウスケが黒い瞳のアルティメットクウガと化して全平成ライダーたちと一緒に士くんに襲い掛かり、それを士くんが受けてたつライダー大戦が開幕です。ディエンドも参戦し、その結末は―――!。



「12月12日ロードショー」「ライダー大戦は劇場へ!」




―――ってなんじゃそりゃああああああああああ!!!!????(愕然
まさかこんなオチだとは思いませんでしたよ…スーパーアポロガイストを倒した時点でもう数分しか残り時間無くて、これではどうやっても終わらんだろうにいったいどんなオチが!?とドキドキした瞬間にいつも通りにディケイドライバーのマークで話が終わるもんですから、もう「は? は? はあぁぁぁ!?」でした。
冬の劇場版ではキバーラも誰かをライダー化するみたいですし、鳴滝さんが「正体を明かす時が来た!」とか言ってますし、士くんを殴る士くんとか、ディケイドコンプリートフォームに襲われる士くんとか、ディエンドを首吊り状態で持ち上げるクウガとか、面白そうな展開目白押しですし楽しみは楽しみなんですけどね。12月頃といえば新番組として始まる後釜の「仮面ライダーW」が、10数話ほど放送されているころ。気持ちとしてはWに移行してそうで、今よりディケイドを楽しめそうにない気がするのが気になりますね…。まぁ何はともあれ。ストーリーがTV放送枠で収まりきらなかった、というのがディケイドの最後の最後で出てきてしまった残念ポイントですね。
色々な平成ライダーになれる。平成ライダーやそれ以外のライダーなどのそれぞれの世界を2話1話形式で巡っていく。などなど平成ライダーを当初からリアルタイムで見ていた世代にはまさに10周年記念らしいお祭り番組で、人気が出て…出過ぎたのが「仮面ライダーディケイド」の悲しい最後に繋がった、というところでしょうかー。
それでもディケイドは面白かったといえます。まだラストまで語られたわけではないですが、それでもこの最終章以前だけで十分に毎週楽しませてもらいました!12月の劇場版までディケイドの物語の結末を漫然と待ちつつ、来週からの新番組「仮面ライダーW」にも期待ですね!
ちなみに個人的に、Wのベルトの変身音声…「サイクロン!」「ジョーカー!」「サイクロンジョーカー!!」とかがかなり格好良いと思っています。言い回しじゃなくて声そのものが…なんというか…変に機械的な音声より、拳が効いた男臭い声、というのが妙にツボです。ディケイドのディケイドライバーの声とかかなり惚れ込んでましたし…。携帯操作音とかに設定できないだろうか、とか考えてしまいます…。(笑


来週からは仮面ライダーW。感想を書くかどうかはとりあえず1話を見てからかな、と考えてます。
書く気もしますが…まぁまだ未定、ということでー。

購入リスト

スピリチュアルぱらだいす 1 (サンデーGXコミックス)

スピリチュアルぱらだいす 1 (サンデーGXコミックス)

伊賀の影丸 (1) (秋田文庫)

伊賀の影丸 (1) (秋田文庫)

伊賀の影丸 (2) (秋田文庫)

伊賀の影丸 (2) (秋田文庫)