シークレットゲームっ!02

2008年09月02日。
シークレット・ゲーム〜キラークイーン〜終了ぅぅぅっ!


いやぁ…久しぶりにコンシューマーゲームをクリアまでプレイしました…(ぁ
PS2ゲームは最近買うは良いけど最後までプレイしないまま放置―――ばっかりだったので、そういう意味でも達成感があります。(´ω`)

さてさて「シークレット・ゲーム〜キラークイーン〜」ですが。
01と冠した日付けでEp1とEp2のことを書きましたのでここではEp3&Ep4+おまけ、ってことで。


Ep3、綺堂渚のお話で。Ep3はついに「ゲーム」の裏事情がわかる話でした。
「ゲーム」が開催されている理由、組織の回し者の存在、舞台である6階建ての建築物に隠された秘密のスペースなどと、Ep1とEp2で見られていた部分の裏側に迫っていく話、でしたね。また、Ep1と2でサブキャラクターであった渚がヒロインとしてどう総一に関わるのかというと、意外な渚の正体や過去に触れることになり見応えがありました。

Ep4、色条優希の話。童子に最終Epとして、色々これまでとは違う展開が待つ話でした。
これまでのEpでまったくその存在が明かされなかった謎の存在「????」。会う事も無く、会ったとしても死体状態だったりで、その情報がまるで語られない謎の存在がついにそのベールを脱ぐ―――となっています。それと同時に「ゲーム」と組織に、総一たちがついに反撃を打ち込んで見せる話でした。イレギュラーな事態。慌てる組織―――ここに来て、ついに総一たちが一矢を報います。人に殺し合いをさせて楽しむ「ゲーム」の胴元に、痛烈なカウンターアタックを仕掛ける。そのバトルはこれまでの人が死にまくったEp1〜3とは違い、多くの生き残った仲間が協力一致してのことであり、最良ではないが次善の結末を迎えられる話になっていました。最良ではないところが、またリアリティがあるというか、全て御都合主義で終わらせていない感じでよかったです。


しかしながらBETシステムにはやられました。(※ネタバレに付き以下反転文字
単なるおまけゲーム的なもので、しかもヒロインに狙いを定めていればゲームオーバーにはまぁまずいかないだろう、と思える穴のある余計なサブゲームかと思いきや…とんだ落とし穴でした。まさか一度でも使うとラストエピソードを見られないようにするトラップだったとは…CG回収とも連動していましたのでまったく疑うことなく使用してしまっていました。
昭和ゲーム世代である私などは「ゲームはゲーム」と割りきってBETシステムも使ってしまいましたが、おかげでラストエンディングを見る為に再度最初からプレイが必要になってしまい大変な目にあってしまいました…。

総じてこの『シークレット・ゲーム〜キラークイーン〜』という作品は、同人ゲームが元と言うだけあって通常のコンシューマーゲームとは違いましたね。
まずADVなのに選択肢が無い。ひたすら一人のヒロインとのエピソードを追いかけていく形式。中途での選択肢が無いそれはバトルロイヤルに『自分で選んだ道』という緊張感が無くなる代わりに、確実にストーリーの面白さをプレイヤーに体験させられる諸刃の剣でした。
またあるEpのヒロインが他のEpでは大量虐殺者になっていたり序盤であっさり死んだりなど、現在進行中のEp以外のヒロインには目もくれない潔い扱いは「ゲーム」のもたらす精神的圧迫感の演出などにも効果的に作用していてるなど。
こうした、『温い』ADVとは違うシビアな設定、展開が面白かったです。
『シークレット・ゲーム〜キラークイーン〜』堪能致しました。