BUNBUNとキバっ!
2008年09月01日。
今日は所謂ひとつの
ファーストディ・サービスの日ってことです。(´ω` )
そんな訳で何だかんだでまだ見に行っていなかった『仮面ライダーキバ 魔界城の王&炎神戦隊ゴーオンジャーBUNBUNBANBAN劇場BANG!』を見てきました。
いやぁ…9/1だし、ファーストディ、と言っても子供はそんなにいないだろう…とか思ってちょっと遠くの場末のあまり大きくない劇場で、一杯になっても多分50人も入らないんじゃないかな、てな映画館に見に行っていたのですが、地元民なのか意外に結構いました。あれですね。ファーストディとか9/1とか関係無い、かなりちっこい子供たちが親に連れられてきている、って感じでしたね。
映画の放映順序は毎年の如く、という感じで先ずは戦隊シリーズから。
ゴーオンジャーは今回は『心の強さ』とか『意思』とかそういったものがモチーフ的に取り上げられていました。
心を無くしてこそ強くあれる、と主張する敵と、消極的ながらそれに同意がちなゲストキャラを相手に、ゴーオンジャーの面々が「心があるから強くなれるんだ!」と主張して、その心の強さを敵を相手に見せていくうちに、ゲストキャラもその姿勢に感銘を受けて一緒に敵を倒しに行く―――そんな感じです。
舞台が『サムライワールド』という時代劇だっただけに機械の塊であるゴーオンジャーの面々が浮いていて、それがTVシリーズには無い新鮮さを醸し出していましたね。ちなみにゲストキャラに半田健人さんがいて、「俺達は普通じゃない」みたいなことを言っていた時には、「そりゃあオルフェノクだものね!」とツッコミを入れたくなりました(笑
そしてキバ。
こちらは親子の絆の強さとか、そういった所に主眼を置いた話でした。
永い眠りから目覚めようとするファンガイア以上の人類の敵、レジェンドルガ。彼らの王の復活を前にして、時空を越えて紅渡と紅音也の親子が出会い、最強の敵に対して過去と現在の2つの時間の戦士が一堂に会する―――そんな流れです。
仮面ライダーイクサの過去版と現代版が並び立ったり、キバが連続して別形態に変身しながら戦ったり、色々なサービスの多い構成でしたね。ただ、最後の戦いになるとCGをバリバリに駆使しまくった地上戦&空中戦で、見応えはあるのですが既に「仮面ライダーじゃねぇ!?」的な展開になっていってしまっていました。地上戦では敵の親玉はただ立っている姿から既にCG。洞窟内を闊歩しながらキバを追い詰めていく姿も実写交じりのCG。特に空中戦などは、実写映画の「デビルマン」に近い迫力はありますが全編CGと言う見栄え優先の見た目でしたね。
総じるとやはり毎年の劇場作品によく見られる、微妙な粗の多い作品でした。
劇場版で登場の仮面ライダーレイなど、当初はキバを倒したレジェンドルガを圧倒して見せたりして強さをアピールしながらも、物語終盤では大してキバと実力差も無い筈のイクサ(名護)と戦って負けたり、そもそもこのレイは何をしに出てきたんだ?え?レジェンドルガの尖兵だったのか?いやでもそんな描写は無かったし…ていうか一応、レジェンドルガと戦ってたよな…?と、何だかその存在意義がよくわからんキャラでした。
そんなこんなで色々『?』のある作品でしたが、あまり難しいことを考えずに単純に楽しめばそれはそれで面白い作品でした。CGが多用されるということはそれだけ派手で見応えはあるということですし、一応仮面ライダーということで最後の締めは伝家の宝刀「ライダーキック」でトドメをさしてくれていましたし。ライダー作品とは言い辛いくらいライダーからは離れてきてしまっている気もしますが、まだライダーの体裁を一応は取り繕って楽しめるように作られていますので…。
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