NEXTっ!

2007年10月29日。
仮面ライダー THE NEXT


見てきましたよ!
いやはや…劇場に着いたら色々と盛り上がってしまいました。
DVD付きパンフレット買って、思わずパスケースまで購入してしまいまして
V3のベルトのマーク入りのパスケースが妙にかっこよく見えまして。色合いもシックなモスグリーンで、落ち着いていて派手でもないし、アクセントに2本赤ラインが走っていて中は開くとダブルタイフーンのところだけ赤色。そう、V3のベルトを模していて、ひと目で気に入ってしまったのですよ〜(*゚∀゚*)
さて映画の方はといいますと?


…正直、ちょっとイメージが違うと言うか、期待はずれな感じがありました。

2年経ったということでメットが傷だらけだったり、2号の背中やグラブに入っていたショッカーマークが潰されていたりと、細かいところのこだわりなんかはすごいんですが、肝心の話の内容がいまいちというか…
以下反転文字で。ネタバレ含む、ってことでひとつ。



なんか妙にホラーに走っていたと言うか。プロローグ部分からPCに向かっているオタクが音楽を聴いていると突然何者かに教われて顔を血まみれにして倒れる、それを見つけて母親が悲鳴―――みたいな入り方をするんですが、どうにもファンタジックに走り過ぎと言うか、過度な演出で逆に「ショッカーでもそれはできんだろ…」と言いたくなるような感じで始まっていて嫌な予感に少し眉を顰めたのですが、そこから先も予感した通りでした。
随所で2パターンの進み方をするんですね。
ショッカーの暗躍―――日本人総改造計画、とでもいうのでしょうか。日本人全員を一斉にナノマシンによってショッカーに忠実な人間に改造してしまう、という計画を進める改造人間シザースジャガー。それを知った本郷が奔走してそれを阻止しようとする。そのうちピンチになった本郷を助けに、一文字も出てくる―――。そういった単純なショッカーVS仮面ライダーの分かり易い図式がある一方で、他方、アイドルの『Chiharu』の歌を聴いたものが次々と怪死する事件が起き、Chiharuの歌は呪いの歌だ、と言う噂が立ち始めていてそれを同級生の親友が追っていくうちに、本当に呪いの歌が―――怪死する人や事件を追っていくうちに、ちはるの兄に会った彼女は核心に迫っていく…みたいなホラーテイストな進み方。
V3はこの後者の話に絡んで登場するちはるの兄が変身しますが、今回からナノマシンによる改造といっていて、前作で肝であり、今回でも一文字を苦しめている「リジェクション」がひとっこともでてきませんでした。この設定何処いったー?と。まぁそのあたりがひとつ。
その後もショッカーとライダーの戦い→Chiharuの呪いの歌関連の話→ショッカーとライダーの戦い→…と基本交互に続くのですが、それらがまぁ…微妙に絡んでいるんだか絡んでいないんだかで。
一応、ちはるの呪いの歌関連の話は、ちはるが彼女の人気に嫉妬にかられた同業者が悪戯のつもりで起こした事故のせいで大怪我を負い、彼女は自殺しようとしたがショッカーが風見士郎やチェーンソーリザード人間版がいた会社で、彼らを改造人間にしたナノマシンが塗布された時に彼女もその会社にいたせいでナノマシンによって改造されていて、それにより死ねず、半分怪物の様な容姿になりながら生き延び、Chiharuが死んでは困る芸能プロダクションの社長達が身代わりを立てていてちはるを事故にあわせた同業者達を自分の顔に整形手術をさせて仕事をさせていて、それを恨んでか反応してか起こしていた事件、ということなんですが。
正直上の文はかなり自己補完したところもある要約で、かなり推測も入ってます。
というか屋上から投身自殺して死んだ筈のちはるの死体がどうしてどっかの水槽みたいなところに入っていたのか、とかショッカーが会社から出て行くちはるを何で見逃したのか、とか、風見はどうしてちはるの死の真相も知らないうちからショッカーを裏切る選択をしたのか、とか、ラストシーン風見の前にも遠く離れた芸能プロダクションにいた親友の前にも両方ちはるが居たんだけどどういうことやねん!?など、上げていけばキリが無いくらい色々と気になるんですが…。
まぁそれでも、改造人間やV3、2年経過バージョンの1号2号の造形が格好良かったので、かなりそこだけでも楽しめましたが。1号2号ともにメットがボロボロで、The Firstの時の様な見た目の綺麗さが無くなっていましたがそれは戦いの記録ー、みたいですんなり受け入れられましたね。近作もバイクアクションはかなりありましたし、敵味方入り乱れての最終戦闘なども見所は多くて見ていて手に汗握りました。
しかしながら残念なところも少しばかり。まずはせっかくショッカーライダー7人が登場し本郷1人では苦戦するも一文字との共闘で事態を突破していく―――なのに、ライダー車輪などの『技』はまったく触れられず、最終戦闘時は群がってくるショッカーライダーを力技で叩き倒してチェーンソーリザードシザースジャガーとの戦いに持っていってしまったのが残念でしょうか。敵にショッカーライダーがいる必要が無い!戦闘員だけで良いじゃないか!?と。せっかくのショッカーライダーをこんな形で使い潰してしまうとは勿体無い…そう思ったわけです。
ですが良いと思ったところもありました。
それは前作同様、ライダーの必殺技を再現してくれたことでしょう。
まずはお決まりのライダーダブルキック。前作でもありましたが、近作はそこからさらにライダーダブルパンチも披露でした。そしてV3は、チェーンソーリザード相手に戦っている間に右手を斜め上に上げ、左手を斜め下に下げて体を左に少し引いて構えるV3独特の構えを取った後、チェーンソーリザードに向かって飛び蹴り→空中で一回転してその勢いでもう一度空中に浮いたまま蹴り―――その一連の動きは『V3反転キック』!。
このように、燃える展開と萎える展開の繰り返しでした。
正直、ちはる関連の話はいらんと思いました…その結末も、爆発の炎に燃える地下でちはる?と対峙したV3が周囲の炎ごとダブルタイフーンに風=力を吸い込み、渾身のパンチでちはるを殴り倒すというもの。
そこまでに千春を溺愛している兄貴ぶりを見せていただけに、最後にそれはないだろう!と思わず言いたくなる結末のつけ方。
せっかくV3なんだから、近寄っても最後の理性で兄を攻撃せず、死を受け入れようと抵抗しないちはるを抱きしめてから逆ダブルタイフーンで吹き飛ばし、変身が解け生身のまま炎の中で千春の後を追おうとする風見を本郷と一文字が間一髪で助け、最後の風見を攻撃しなかったちはるの意思を無駄にしたくなかったとか言わせて誰にも傷を残しながらもトゥルーエンド―――とか、そういうのが良かった…と思いましたね。
しかもキャストテロップが終わった後で出てきたおまけ映像ではちはるの歌を聞いていた一般人が、何故かまたChiharu?に襲われて「ぎゃああああ―――!?」で終了。最後までホラーテイストに拘りたかったのかもしれませんが、それでは風見が最後にちはるを倒した意味が無ぇええええ――――! と…
正直、何度思い返してみてもChiharuの呪いの歌関連の話はいらない気がします…普通にちはるは同業者に重傷を負わされ、さらに顔を奪われて闇に葬られた。のうのうと整形した別人に妹の振りをさせる芸能プロ社長たちが許せない風見はショッカーに協力し、世界を征服する尖兵となる代償に芸能プロダクションへの復讐をショッカーに依頼していた… とかでも風見の背景としては良かったんじゃないかと。
これらすべてが、次の作品への布石だったとしたら脱帽ものですが…違うだろうなぁ…


3作目は本郷と一文字がショッカー幹部級改造人間として新登場するヨロイ元帥あるいはそれ相当の改造人間と戦い、敗北して捕らえられて再洗脳&パワーアップ(新1号、新2号化。一文字のリジェクションに関する件を解決も含めて)処理される一方で、ちはる関連の技術で劣化ちはるみたいなのを作り出したショッカー科学陣関係で風見がちはるの悲しみを繰り返させないとショッカーアジトを急襲。科学陣の責任者で幹部級改造人間として登場するがちはる関連の話を知らない結城丈二と戦い、後日、真実を知った結城はヨロイ元帥或いはそれ相当の改造人間と対立、洗脳された本郷と一文字に襲い掛かられ結城はヨロイ元帥或いはそれ相当の改造人間により右手を切り落とされる。結城は激痛に耐えながらも最終的に本郷と一文字を洗脳から解放し、風見と合流してショッカーを裏切り、右手に鋼鉄の義手をつけて4人目の仮面ライダーライダーマンとなってヨロイ元帥或いはそれ相当の改造人間と劣化ちはる軍団を相手に、1号、2号、V3、ライダーマンの4人が揃う―――とかで、どんどん現代風ライダーが増えるとワクテカなのに―、と妄想を垂れ流してみました。

ま、そんなこんなで満足あり不満ありの一日でしたー。
購入リストで今日は締め!!

魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)

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ほのかLv.アップ! 3 (電撃コミックス)

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マリッジロワイヤル 1 (電撃コミックス)

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アリスの照星3 (ガムコミックスプラス)

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それと数日前に書いた弟関連?で遺失した
シャイニング・ウィンド

シャイニング・ウィンド

も、購入。他、セキュリティキー付きのCDケースとか買ったりしてきました。
ぬおお…金を使いまくってる…orz