聖闘士聖矢外伝 冥王神話3

聖闘士聖矢外伝 冥王神話

聖闘士聖矢の最終章である「冥王ハーデス編」で少しだけ語られた、100年前、聖矢たちの戦いの前に起きたアテナVSハーデスの戦いをコミック化したのがこの作品ですね。
今巻は冥闘士<スペクター>と聖闘士<セイント>との戦いが激化することと、ハーデス側に捕らえられていた、このシリーズの主人公の先代天馬星座の聖闘士であるテンマが自由を取り戻して冥界でひとあばれしようとするということが書かれています。
ですが、この巻はテンマの活躍ではなく、完全にこの時代の黄金聖闘士魚座アルバフィカ』の巻だったと断言できると思います。動き出す冥界三巨頭の一人、『天貴星グリフォンのミーノス』。配下の冥闘士を引き連れ、聖域を急襲するミーノス。その前に立ち塞がるのは12宮中でアテナ神殿再近似の宮を守る魚座アルバフィカ。美しくも強く、儚くも凶悪なその存在に次々と倒されていく冥闘士の姿はさすが黄金聖闘士!と思わせてくれます。聖矢の時代の魚座アフロディーテなど足元にも及ばぬ存在感を見せ付けてくれていましたねー。