アスラクライン6

アスラクライン6 おしえて生徒会長!

平凡な高校生ただし幽霊憑き。そんな主人公の夏目智春が高校入学して間もなく『機巧魔神』という力を手にしてから一変する、彼を取り巻く周囲。
幽霊として智春に憑いている幼馴染の水無神操緒。彼女は実は機巧魔神に取り込まれている『副葬処女』。
引っ込み思案だが美人で巨乳なクラスメートしかし実は『悪魔』な嵩月奏
部活の先輩で部長代理のこれも美人だが正体は機巧魔神の技術を応用した半人半機の『機巧化人間』という黒崎朱浬。
そんな、一風変わった一緒に通う高校の様々な生徒会や先輩、後輩に騒動に巻き込まれながら、自身の機巧魔神の謎や「1巡目の世界」などの秘密に迫るシリーズの、第6段。
この巻では3つの話が短編連作の如く続くと言う感じですね。それに+α、と。メインストーリーの話だけど、短めのが続く、と言うか。
智治の兄、夏目直貴から送られてきた小包の中にあった、王立黒科学狂会経由で送られてきた怪しい品「遊戯王様の仮面」というギリギリ過ぎるネーミングの品から起きたバカ騒ぎの「王様遊戯」
元気の無い智春の幼馴染、大原杏の悩みは…?というものを追いかける姿を描いた「コンプレックスΠ」
兄、夏目直貴に連絡を取る為に第3生徒会の生徒会長と会い、忘れていた頃に出てきたというか、智春たち部の所属する科學部の部長を登校させる話の「おしえて生徒会長!」
そして、電撃hpで短編として掲載された、嵩月奏と智春とが両足を固定されてしまい、離れられなくなって…という状態でのドタバタを書いた番外編となる「ウィズ・ユー」。
総評して、今回はかなり途中というか、いろんな謎が散文的に出ていると思えば次回以降に解決は後回しになってしまっている巻だと思いました。
「王様遊戯」「コンプレックスΠ」は、メインには絡まない短編みたいで、重要新キャラの出る「おしえて生徒会長!」だけがメインストーリーに関わるみたいだけど、途中で続く、になってしまっている。という感じで。
巻末あとがきに書かれていましたが、次巻以降はアニメで言うOP変更みたいな区切りを経た巻になるので、物語が大きく動いて怒涛の展開になると思います。と言う事なので、次巻以降のその「怒涛の展開」に期待したいところですね。(笑
ちなみに私は智春×奏派…(´ー`)