第22話 「還ってきたT/死なない男」

Tを冠する物語で、警察関係者にも色々ある、という裏とかを描く意欲的な話の後編です。


トライセラトップスドーパントの正体は綾だった…。
ショックを受ける翔太郎、フィリップ。が、竜はその事実を知りながら、ドーパントとなって復讐しようとする綾を見逃していたらしい。
復讐が終わった今、竜はメモリをさし出せと綾に迫るが、綾はガイアメモリをばらまく組織への復讐が終わっていないという…。
綾が失踪した。ガイアメモリの力に呑み込まれた綾を見逃した翔太郎を責めるフィリップだが、翔太郎は悪の組織と戦う綾だけは事情が違うと言い張る。
「ハーフボイルド…」。
フィリップに非難された翔太郎は、拘束しようとしている竜より先に綾を見つけ出そうと動き出す。
そのころ同じく綾を探す竜が何者かのワナに落ちてしまい…。 (仮面ライダーW まとめ@ Wikiよりあらすじ抜粋。)

久々に出たドーパントに精神が侵食されているイメージ?の、白い多節蟲が顔の周りにうごめいているあれ。気持ち悪かったです。まさに侵食…って感じです。警察関係者でも過ぎた力の誘惑には屈することもある、ってことになるんでしょうか。長じて警察関係者も人間なんだよ、的な隠喩もあるんですかね。
今回は翔太郎が久々に良い役どころ。綾を信じたい翔太郎のハーフボイルドらしい甘さと、それを横で見ているがゆえにその甘さを信じる翔太郎を信じようとするフィリップの信頼と、二人の信頼関係の深さが久々に見られます。そしてそんな信頼があるからこその、翔太郎を裏切った綾に対するフィリップの冷静な怒り。危険を冒しても綾を諭しに出るなど、普段温厚な奴ほど怒るとなにをするかわからない、と言うことですね。まぁ翔太郎は良い役どころなのですが綾を無条件に信頼し過ぎな気もしますが。「もう大丈夫だ!」とか言ってカラオケに行って、フィリップのピンチを知らずにはしゃいでいるとかちょっとそこに座りなさい、な気分にはなりましたが。(笑
しかし最後はやはり新キャラが活躍する法則。竜=アクセルが再び登場し、ファング/ジョーカーのWが戦っていたトライセラトップスドーパントを横から乱入して奪い、そのまま新マシン登場までのくだりは「またアクセルか!」と言わざるを得ない。まぁ新マシンとバイク状態のアクセルが合体して戦車状態になる…っていうのは見事なギミックだと思いますが。でも荷電粒子砲はやりすぎじゃないかと思った。ハイテク過ぎるのも困りもの…少しくらいレトロさがあるほうが個人的には好みなんですが。
で、最後にやってきて感想だけ言うハメになったWにまた涙目。そろそろWの活躍を見せてください…。(笑
そんなこんなで
次回は第23話「唇にLを/シンガーソングライター」。次回予告を見ましたが水木一郎さんが出ているのに気を取られて他の情報が何も頭に入ってこない…(笑