第05話「少女…A/パパは仮面ライダー」

Aをキーワードにした前後編での前編となる、第05話です。
夫を亡くし、それを知らない娘と共に風都市議会議員として夫の夢だった「第2風都タワー」の建設に情熱を燃やす議員の楠原みやび。彼女は姿を見せない狙撃手に狙われており、その襲撃からの護衛が翔太郎が今回引き受けた依頼。楠原みやびの演説中に狙撃されて翔太郎はWに変身して応戦するが、Wの姿を見た楠原みやびの娘、楠原あすかはWのことを「パパ!」と呼ぶ。あすかのパパ発言の意味は?みやびが狙われる理由は?狙撃手はいったい何処からどうやって狙撃を?

今回は「姿なき暗殺者」がキーワードですね。何処に潜んでいるのか?どうやって狙撃しているのか?そして「姿なき暗殺者」を、翔太郎とフィリップ(おまけで亜樹子)は、どうやって見つけ出すのか?という所が見所でした。推理小説のように視聴者にも狙撃手の潜伏ポイントが画面上には出ていて推理上のヒントが出されていたり、狙撃の時に残った弾が画面に映されて「普通の弾丸ではない」というヒントがあったりして、狙撃手の位置や狙撃方法を推理する楽しみまであったのが心憎い演出でした。
まぁそれよりも冒頭のアノマロカリスドーパントの襲撃で、変身するためにその場を去ろうとする翔太郎が亜樹子に向かってメモリを構える姿(エア変身ポーズ)を見せて亜樹子が「?」となり、次に両手で「W」マークを作ったりしてハンドサインを送っていたのには笑いましたが。亜樹子鈍いな…でもそれよりも、翔太郎は別に誰にも見られないようにしなくとも楠原みやびには正体を知らせておいても良かったんじゃ?とは思います。翔太郎の正体…「翔太郎=仮面ライダーW」というのを、権力者に知らせておいて今後も仕事の融通を…的なことを考えた私の心は汚れているのか?(笑
そしてようやく登場の翔太郎が持つ3番目のメモリ、「トリガー」。銃の使えるメモリーということで、これでオーソドックスなスタイルの「ジョーカー」、接近戦に強くて防御力の高い「メタル」、遠距離戦の「トリガー」と、バランスよく揃っているのが明らかになりましたね。ただフィリップが「トリガーは威力が高すぎる」と言っていたのが少し気になるところ。使うのに躊躇するほどそんなに強力だったかな?という気がします。いずれは、強力過ぎる、なんて言われていた設定も無かったことになってしまいそうな…。
今回登場のアノマロカリスドーパントは、口から棘を飛ばす、という以外は特徴の無いドーパントで、正体バレした時点でもうやられ役、という気はします。このまま次回になっても盛り上がりに欠けるような…それともまだ、何か力を隠しているんでしょうか?
バトルでもまだトリガーの全容は見せていない=マキシマムドライブが使われていないのは次回のお楽しみでしょうが、その分ヒートメモリのマキシマムドライブが使われるなど、見ておくべき所はある、という楽しみがあります。
次回は「少女…A/嘘の代償」で、パパ=仮面ライダーWと誤解している楠原あすかに、翔太郎が真実を告げようとするも言い出せなくて…という展開になるようです。その結果どうなるのか、タイトルの「嘘の代償」とは何を意味するのか。気になりますねー。
ただやはりニチアサキッズはどう考えてもいらない…というか激しく邪魔です。OPのノリの良いところで「二人で一人の仮面ライダーだ!」とかいらん茶々を入れるなぁ!と…。ディケイドの時の「通りすがりの仮面ライダーだ!」の韻を踏む感じで言いたかったのでしょうが、それはOP後の提供とか削ってやって欲しいです。本編中にはいらない…orz