第28話「アマゾン、トモダチ」。第29話「強くて裸で強いヤツ」。

高校野球の中継により2週ほど飛んでしまいましたので「アマゾンの世界」ということで纏めて感想といきます。
さてアマゾンの世界。とうとう昭和の世界です。が…内容的には平成です。なんだろうこの残念感。
まずアマゾン。普通の「片言なだけのお兄さん」になっていますね。かつてのようなパンツ(腰ミノ)一枚ではなく、上着も着ていますし普通です。あれです、ストロンガーやスカイライダーの増援として登場した時の、ワイルドだけど普通の服を着ているアマゾンという状態です。そして彼が取る話中でとる行動は、というと「人を信じられない世界で人を信じようとする」役割。その中でもマサヒコ少年に裏切られて凹んだりして、以外と内面を描写する時が多かったですね。誰にも受け入れられない、馴染めない世界に少しナイーブになっている…そんな純粋故に凹んだとき、なかなか立ち直れない、でもそこからまた立ち直ろうとしていく…という姿が印象的でした。ただアマゾンへの変身ポーズをとる時はもっとはっちゃけた感じで昭和のイメージに近づけて欲しかったです。アマゾンは人間状態は平成テイストのイケメン路線中心でいくなら、ライダー状態は昭和テイストを前に出すというのがベストだと個人的には思うんですけど。実際、ライダー状態のアマゾンはジャガーショックとか、一見すると技名を叫んでいても噛み付いているだけにしか見えない地味な技が多いですし。ライダー状態のときは昭和ライダーらしいプロレスファイト的な面を前面に押し出すだけで、平成ライダーのスタイリッシュなスタイルとはまた一戦を画す魅力を見せられたんじゃないだろうか、と思いますよ。大切断とかの演出ももう少しCGを多用してでも派手で良かったのでは、と思います。他の技が地味だけに、これぞ、という技一つを派手にしないと印象が弱くなってしまいますし。ガガの腕輪とギギの腕輪の古代インカの超パワーもなんかしょぼかったですし…右腕にガガの腕輪、左腕にギギの腕輪を装着したら勝手に古代インカの超パワー発揮ですか。ちゃんとガガの腕輪とギギの腕輪を合体させてエネルギーを発生させていた村枝賢一先生の「仮面ライダースピリッツ」アマゾン編を見習え!って気がしましたね。そんなこんなでアマゾンライダー個人としては、もう少し色々と動きが欲しかったかも、とは思いました。
ディケイド=士くんは今回はアマゾンとマサヒコ少年、リツコ女史との間を取り持つ役割。マサヒコ少年とリツコ女史に「誰かを信じる」という事を思い出させ、アマゾンに対しては「裏切られてしまってもそれでも尚、信じる」ということを教える役目。アマゾン、マサヒコ少年、リツコ女史の3者の間を取り持つ文字通り橋渡し役でした。最後のバトルでもアマゾンが十面鬼を倒すお膳立てをする、という流れでしたし。ちなみに第29話でガガの腕輪を十面鬼から奪うことに成功して「やった…♪」と海東さんが喜んでいる横で、覚醒した「ATTCK RIDE=GAGA NO UDEWA=」でガガの腕輪を奪い取るシーンは士くんが実は真性サドか!?と思うほどのナイスタイミング過ぎでした。海東さんより怪盗っぽかったぞ、士くん…!
ディエンド=海東さんはもう完全にツンデレキャラですねアレは。士「何とかしろ海東!」海東「僕に指図しないでくれるかな!?」士「相手が十面鬼なら、こっちは三面鬼だ」海東「ハハ、それは面白いかも」といって斬鬼、伊吹鬼、轟鬼を召喚とかを結局さらっと言うとおりにするとか、鳴滝さんからディエンドのパワーアップカードとして「イリュージョン」のカードを受け取り、その代わりにディケイドを倒すことを条件とされても飲んだ振りしてあっさり踏み倒してディケイドに加担したりとか、色々文句とか自分勝手なことを言いながらもその実は士くんの為に行動しているというのは、前のディエンドの世界での出来事とかを踏まえて士くんを本当に大事に思っているけど素直になれない裏返し、ということなんでしょうか。世の腐女子の皆様方がまた狂喜しそうな設定だなぁ、オイ!(笑
敵側はアポロガイストがやたらと良い味出してますね。独特の口調「私は人間たちにとっては迷惑な存在なのだ!」「人類にとっては大迷惑な存在なのだ」とか、聞いた瞬間に思わずえ?と考えてしまう曖昧さというか自虐振りが良いです。なのに戦闘ではピンチになるとやたらとすぐ世界の境界を越えて逃亡とか、味があるのにヘタレなキャラ、というのが魅力になっていますね。アポロガイストさんが登場したらまず最初にファイナルアタックライドをすると良いと思います。きっと 高笑いと共に登場→満を持して退場 の記録的スピード退場を見せてくれると思うので。(笑
十面鬼は全身のあちこちにライダーの顔があるのが技の力の元になっていて、理由がわからないがとにかく強い、となっていてある意味潔いです。「○○○返し!」というとクウガの攻撃やディケイドの攻撃が無効化されていましたが、あの力は一体なんだったのか…?そんな疑問をまったく無視して力の説明が無いのが「もうこれはこういうもの」として自然と受け入れていました。その辺は妙に昭和っぽかったです。さらに見た目のインパクトとも相まって、昭和のイメージである赤い身体に怒り顔の鬼みたいなの=十面鬼、だったのがまったく別の存在に見えていました。でもそれでよかったのかもしれません…。アマゾンのスーパー大切断でやられていましたが、スーパー大切断が余りにしょぼかったので逆に旧スタイルの十面鬼がアレでやられていたら余りにもやるせない気持ちになっていそうでしたから…。(´・ω・`)
サブキャラたちは、ユウスケは相変わらず若干空気でしたがクウガに変身してのバトルもあり、士くんと一緒にマサヒコ少年を助けに大ショッカーアジトにお約束の戦闘員に変装しての潜入&救出劇あり、ユウスケもマサヒコとアマゾンの間に立っての橋渡し役ありで、意外と活躍していました。逆に夏海は士くん弁護というか士くん容認のスタイルを前回以前から続けているのを今回も続けています。士くんが自分の命をパーフェクターで委譲して夏海を助けた事を話題にしたりして、士くんとの間にフラグというか絆的なものをどんどん立ててきていますね。彼女がやはり最終話でのキー・キャラクターとなるんでしょうか。栄次郎は今回は劇場版でシリアスに大活躍した分を補うかのように、ギャグ方面で魅せていました。モグラ獣人…って昭和世代には懐かし過ぎるネタですが、平成ライダーから入った人たちには「栄次郎がボケた…!」としか見えなかったでしょうね。(苦笑 あとキバーラ。もう彼女はストーリーにはまったく絡んでこないんですが、本当になんでいるんでしょうか、彼女。自分の居場所を頑張って見つけて欲しいもんですね…。
そんなこんなで昭和ライダーの中期でかなり人気があったキャラというアマゾンを主役に据えた話でしたが、演出面でどうにも不満感が残る回でした。話的にはアマゾンを主役にする話としてはよい内容だったと思うのですがー。


次回は明日、26日の朝11時。

…明日は朝の10時から仕事…しかも泊まりで………帰ってくるのはあさっての朝8時くらい。
…それまでディケイドお預けかよ…orz


購入リスト
給料日ということで色々買ったので種類別にー。
小説が

わるぷるキス! (MF文庫J)

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二人で始める世界征服4 (MF文庫J)

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きゅーきゅーキュート!SS クールに黒媛! (MF文庫J)

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ぷりぷり!! (MF文庫J)

ぷりぷり!! (MF文庫J)

鳳凰堂みりあは働かない! (MF文庫J)

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ぱんつぁのーと〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

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迷い猫オーバーラン! 6 拾った後はどうするの? (スーパーダッシュ文庫)

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僕とヤンデレの7つの約束 (スーパーダッシュ文庫)

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コミック系が
男爵校長DS 1 (1) (アクションコミックス)

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男爵校長DS 2 (アクションコミックス)

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えむえむっ! 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

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はなまる幼稚園 6 (ヤングガンガンコミックス)

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とんぬらさん 1 (IDコミックス REXコミックス)

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はじめてのあく 2 (少年サンデーコミックス)

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レンタルマギカ 第5巻 (あすかコミックス)

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それ以外で一番下のフィギュアが異彩を放っております…!(ぁ
でも後悔していない!ていうか後悔出来様筈も無い。まだまだどっぷり東方Projectにハマっているのだから…!