新SWRPGリプレイ集Waltz3

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz3駆け込み・災厄・学者サマ

著者・篠谷詩乃先生とグループSNE。挿絵・桐原いづみ先生によるTRPGシステム新ソード・ワールドRPGのリプレイ集で『Waltz』と呼ばれるシリーズの第3巻です。
・登場人物
ファイター・キーナ、シャーマン・ブランシュ、ソーサラー・ナジカ、プリースト・アイル、シーフ・ディケイのお人好し冒険者たち5人組がPCです。
今巻のNPCは学者のセタやドワーフなんかで。ドワーフの王とかが出ていましたね。
・シナリオ
護衛の依頼を受け、依頼人を連れて向かった先の村の神殿で故郷の凶作を救う手掛かりになるかもしれない情報を得て、その情報から「階段都市」と呼ばれるゴーバに住む学者セタに会いに行くキーナたち一行。しかし学者セタがドワーフたちに理解されないながらもゴーバに大災害が起きる事を指摘し調査を続ける為、キーナたちは話を聞かせてもらうためにも、また自分たちのためにもセタを手伝って調査をすることになる。果たしてキーナたちは、町を襲う災厄を食い止めることができるか?といったところで。
・感想
『ほんわか』なプレイ内容ながらも、故郷の凶作の原因がわかってきたり怪しい影がチラホラと出てきたりして緊迫してきていますね。
今巻、バトルは少なくないですが技能を使ったクエストっぽいものというかイベントっぽいものが印象強かったですかね。階段登りとか、キーナのサブスキル「クラフトマン」が活躍できていたりとか、街の住民避難に交渉したり奔走したりとか、登攀で崖登ったりとか。
それでいてバトルやダンジョン探索とかもあって、そういった点では色々と楽しめる巻でしたね。
バトルはキーナが魔獣を一刀両断したり、暗黒神官なんかが出てきて、ソードワールドらしさが出ていて波乱含みでした。
ただどうにも派手さが欠けるのも確か。元よりソードワールドシリーズはそんなに派手な出来事は無いものですが、それでもほんわかし過ぎていて冒険の緊迫感まで少し削がれてしまっている感じが。『売り』が今ひとつ足りない…というところでしょうか。「へっぽこーず」の様な時々起きるどでかいイベントも無ければ「ぺらぺらーず」のような光る程の溢れる知性も無い。もう一歩、特色があればなぁ…そう思わずにはいられませんね…。